来週10日に初日をひかえた「チャイニーズスープ」。熊井玲さん協力のもと、公演直前緊急企画「チャイニーズスープのレシピ」をアップしました。作品のこと、稽古のこと、戯曲のこと、20年前の初演のこと、現在の演劇など盛りだくさんの内容です。観劇予定の人も、そうでない人も、ぜひご覧ください!
冷戦の終結により失業した、東側のスパイと西側のスパイの対話を描く、
平田オリザ作の二人芝居『チャイニーズスープ』。
ベルリンの壁崩壊から20年となる今年、1990年の初演以来19年ぶりに、舞台を現代のイスタンブールに置き換えた改訂版が上演される。
出演はオリジナルキャストの土井通肇と龍昇。演出を手掛けるのは柴幸男。
土井70代、龍50代、柴20代。三世代がつくりだす濃厚な“スープ”、一体どんな味になるんだろう?
……というわけで、本番直前の稽古場に急遽お邪魔し、ちょこっと“味見”をさせてもらった。
取材・文=熊井玲